お金を育てるキャラバンin静岡

※今回の記事は推しを神聖化する限界ヲタクさんの主観が大いに反映された記事なので閲覧時にはよくよくそのことをご留意いただきたい※

 

※また、筆者は三次元の推しが初めてであるため記事内外に問題点があれば指摘していただけると助かります。

 

タイトルの通り、今回は「野村アセットマネジメント」さんと「QuizKnock」さんが共同で行ったNISAについての講演会に参加したレポートである(以下敬称略)

講演内容についても触れるが基本的には推しである伊沢拓司さんがいかに素晴らしかったかを語る内容となっているので何を求めてこのブログを開いたのかよく考えてからスクロールして頂きたい。

 

 

筆者は伊沢拓司さんの熱心なファンだ。

始まりはオモコロチャンネルとのコラボで存在を知り、そこからQuizKnockのチャンネルを見るようになり、既知の友人の中にもファンがいたため一緒にコラボカフェやTDCコラボをライトに楽しんでいたのだが気づけば坂道を転げ落ちるようにファンになっていた。

彼らを知った当初から実は薄っすらと伊沢拓司さんの顔がめちゃくちゃ好みだということに気づいていたものの、三次元の人間を推したことがない筆者は目を逸らし続けていた。

どのジャンルにいてもその強すぎる思想で一人暗闇を徘徊する哀れな怪物の自覚があったので実在する人間を推すのが怖かったのだ。

閉まってくれんか、老いたこの身に眩しすぎる。

 

しかしその後彼ら牽いては彼の活動を目で追い、過去のエッセイや対談動画、コラムを読むごとにその文章力や表現力に引き込まれあっという間にファンになった。

確かな知性に裏付けされた彼の文章は繊細で力強く、推敲に推敲を重ねたであろう言葉選びと、時にニッチなジョークの一つさえ恐れず絡ませる彼の文章は時に冷たいナイフのように鋭く、時に静かな夜のように美しいと私は感じる。感受性の豊かなヲタクはただの文字列でここまで陶酔できるのだ、哀れ以外のなんであろうか?

顔良し器量良し頭良しときて推さない理由はないだろう。

 

二次元ヲタク時代から拗らせ系夢女子ではあったためファンの分類としてもリアコになると思うのだが、私は個としての認知ではなく『伊沢拓司』を応援している存在がいるということを認知してもらえるのが嬉しい性質である。彼の功績や彼の活動をファンとして支える、応援することで社会的にはもちろん彼自身の価値を高めるお手伝いをさせていただきたい。

コラボカフェを開催したなら現地で売り上げに貢献し、ファンクラブを立ち上げたなら一番良いコースにすぐさま申し込む。なるべく彼の出演する番組をリアタイし視聴率に貢献し、動画や記事にコメントを残す。

一連の活動がきっとファンができる最大の恩返しだと思っているが推し活は人それぞれ、人様に迷惑をかけないのならどんな好きでもいいんじゃなかろうか。もしも私が誤った道へ進みそうになっていたら必ず止めてほしい、いつの間にか魔女になっていた展開だけは避けたいものである。

完璧ではない貴方のその真剣な瞳に写る未来を見てみたい。草の根の隙間から偉大な存在に涙を流しながら身をやつしたいのだ強烈な光でどうか焼いてほしい。私は貴方の養分になりたい。

 

軽く彼への思いを綴った時点で相当にキマってしまっているのがお分かりいただけると思うが読者諸君はついてこられるだろうか。

一番はこんな筆者に付き合ってくれる友人、旦那に感謝である。

それでは本題である講演会についての話に移ろう。

 

今回は友人と旦那の三人で参加させていただいた。といってもこちらは事前抽選制である。

『めっちゃファンな私と、私からいつも弾丸トークを受けている友人、まったくQuizKnock知識のない一般人旦那が三人で行ったらおもしろいんじゃないか?』

という試みでの応募、無事に全員当選してなによりである。

なかなかに遠い道のりであったが無事に静岡に到着。

会場であるしずぎんホールは真ん中通路で二分割とし今回は前半分が使用されていた、既に会場の前方席は埋まっていたため一番後ろの席に着席。

開場15分で前方が埋まっていたことにショックを受けるが細かな表情はわからない距離であるものの人差し指程度の大きさで見られる距離であり、ファンイベやライブに比べるとものすごく近い。

前日から酷く緊張しており胃腸薬を飲んでの参加だ、この距離で逆によかったかもしれないと自分に言い聞かせ結果この席は大当たりだった。すぐ後に待ち受ける幸運を知らない私は左に友人、右に旦那という布陣で壇上に伊沢さんが現れるのを今か今かと待っていた。

 

暗転、歓声。壇上でスポットライトを浴びるのはこの世の神。

軽快な足取りとトークで現れた画面越しに何度も何度も見た推しの姿。

緊張と歓喜で胸がいっぱいになりぎゅっと手に爪を立てた。

 

登壇してからすぐに会場の雰囲気を和らげるためか、参加者の風邪対策を聞くといって伊沢さんは客席に降りてきた。

どんどん近くなる距離。壇上では照明の陰になっていた顔がはっきりと見える距離。

心臓が止まりそうな程脈打っていたのか、いっそ止まっていたような気すらする。

皆さん遠慮されたのか挙手がなく、

『僕と同じ体質ってこと?』

という伊沢さんの言葉に会場が暖かな笑いで包まれる(一言一句覚えているわけではないのでご了承願いたい)

すっと通った鼻梁と滑らかで健康的な肌色の美しい横顔がほんのすぐ傍で止まる。

人一人挟んだすぐ傍に。あぁ!傍に!傍に!

怖い、美しい、綺麗、好き、大好き、怖い、あぁ!

正気を保つことでいっぱいで。真っ白になる頭でただ泣きださないよう必死に掌に爪を立てた。

 

前の席の女性が手を挙げた。

気づいた伊沢さんは嬉しそうに走りより、私たちの席の横、空席だったそこを飛び越えた。

私の拙い文章でおわかりいただけるだろうか?

長い手足で私たちの座っている列の座席をひょいと飛び越えてすぐ傍に伊沢さんがやってきたのだ。

旦那のすぐ隣に伊沢さんは座り込み、座席の背もたれ部分に腕を置き、顔を置いて、

あぁ、手を伸ばせばすぐに触れられる距離に!

黒い瞳はまっすぐに優しく手を挙げた女性に注がれ、私が特に魅力的だと思う薄く整った唇が動き、話し、笑って。

マイクなしで『うん』と頷く声さえも聞こえる、吐息さえも聞こえる距離。

神はいませり。

こんなにも美しい存在がこの世にいるのだろうか?いました。

お母さまらしき方といらっしゃっていた女性の風邪対策を深堀してくださった伊沢さん。その後ぽつぽつと手が上がり、またしても座席をひょいと乗り越え遠くなっていく。

「貴方気の毒なくらい固まっていたよ」という友人談の通り私は石か何かのようにただ存在を消すことしかできない哀れな生き物であったが、確かにこの目で神をみたのだ。

愛したすべてがそこにあり、同じ次元に同じ空間に同じ時に存在していた。

もう死んでもいい、いや、死ぬわけにはいかない。

 

本講演はいわゆる参加型というのだろうか、QuizKnockらしくスライドショーに表示されるクイズに事前に配られた色分けされたクリアファイルを掲げて答えたり、挙手で意見を述べたりする形で行われ交流の側面が大きかった。

伊沢さんは始終優しく和やかなトークで会場を和ませてくれただけでなく会場をくまなく駆け回り、いろいろな人にマイクを向けてださった。

(個人的にはninjaといえば緑かなと思いますというkawasakiネタを突っ込んできたあたりが渋くて好きだった。途端脳裏に走るのはninjaに跨る伊沢さんの存在しない記憶。女性の多いあの会場で何人がkawasakiグリーンネタを理解したのだろうか。あの瞬間ほど過去バイク乗りであったことを感謝したことはない。尚筆者はhonda派である)

施設構造的に何度か私の真後ろも通っていただき、伊沢さんが走り去っていくときの微風さえ愛しかった(この感想が気持ちが悪いのは百も承知だ)

 

その後の質問では私も何度か挙手をしたが当てていただく機会には恵まれなかった、が構わない。

最初の質問のさい、まったく手が上がらず伊沢さんが少し困ったような声音で話されたことと、講演会前にbatonの方がリアクションがないと凹むということを強調していたことが頭に残っていたからだ。

話を聞き、関心を持ち、アクションを起こして伝えることが大切なのであって伊沢さんに選んでいただけるかどうかは二の次だった。

大衆の目に触れるという観点から動画やブログ等にコメントを残すのはあまり得意ではないのだが上記理由でこちらも頑張っている(本ブログも大衆の目に触れるものではあるのだが、こちらはまた毛色が違うのでここでは割愛)

大きな会場を見渡して、たくさんの選択肢があったほうがきっと喜んでいただけるだろう。

 

筆者は本講演に向けて事前に証券会社の口座を用意したり新NISA制度について最低限の知識を勉強していたため内容自体は既知のものが多かったが、新NISAの名前しかしらない、あるいは名前すら知らない。という方でもわかるような非常に丁寧な講演内容であった。

伊沢さんは勿論、野村アセットマネジメントの筧さんの説明もわかりやすく親身であったので投資に興味を持ってもらうきっかけになりえたのではないかと思う。

 

個人的には「つみたてGO!」という定額購入した場合と自身で投資するタイミングを選択した場合の損得等を比べられるゲームのコーナーがよかった。

メリットデメリットが実感としてわかりやすく、伊沢さんを含めた会場全体が気軽に参加できるゲームの体を成しており、ランキングが壇上で表示されるため大いに盛り上がった。更に上位3名にはその場で伊沢さん直筆サイン入り本の手渡しというプレゼントもあった。その場で、だ。名前のヒアリングも行っていたので書いてくださっていたのだろう(名前入りサイン本は転売防止の定石という話も伺っているので常識なのでしょうか?)

推しに名前を聞かれ、目の前で書いてもらえる機会に恵まれる。なんと幸せなことだろう。昇天。宝物。私が逝く時にはどうか棺に共に入れてほしい。

 

ここで全てが終わっても構わない意気込みで参加したが、所詮は凡人。

300名弱中102位という結果に終わった。ゲームにも関わらず株価が上下するたびに心労が大きかったのでやっぱりプロに任せるのが一番です。

上位3名の方は壇上にて表彰された。更に言うと今回はいろいろな要因が重なり上位5名までが直筆サイン本を頂ける名誉を手にした。この日の体験がきっかけでトレーダーになる未来も無きにしも非ず、どうか頑張ってもらいたいしいつの日か伊沢さんと対談してほしい。夢と妄想との区別がついていないのかもしれない。

 

アンケートに答えてた方には粗品をプレゼントもあり、その粗品野村アセットマネジメントとQuizKnockがコラボした投資信託の書籍である。

書籍です。冊子ではなくきちんと書店でも販売されているソフトカバー付きの立派な書籍。これが、タダ。懐の広さに震え上がった。

もうほとんど来場者プレゼントになっていたような気もするがしっかりアンケートにも答えさせていただき旦那と一冊ずついただいた。

 

総評として伊沢拓司さんのファンにはたまらない交流会であり、無料の投資信託講座としても入門編として過不足なく楽しく学べる講演会であった。

 

私はゴリゴリの文系であり、数字や計算は大の苦手だ(特異な文系の方申し訳ございません)

お金の計算にも苦手意識があり、未だにニコニコ現金払い主義でpaypayや電子決済の類は持っていない。

が、そうも言ってはいられない時代で資産運用はもっと身近なものとして意識し運用していく必要があるのは確かだ。

癇癪を起しそうなときやめげそうになった時は目を瞑りこの日のことを思い出そう。

網膜に焼き付けた私の現人神の姿を思い出し人生をより良いものにしていこう。巡り巡ってそれが推し活にも繋がる。豊かで安定した暮らしがあってこそ全力で彼らを応援できるのだから。

 

対象年齢が今回から引きあがったということで、今後はより詳しく投資信託や株式売買を実際に行っている人を対象とした講演会など一歩踏み込んだ講演会があったら嬉しいなと感じた。

勿論有料で構わない。前述したとおり難しい話、特にお金や数字の話が得意ではないからこそ普段から人に伝えることを仕事としているQuizKnockさんと投資のプロである野村アセットマネジメントさんのタッグで伝えられることもあるのではないかと思う。

『好き』から入りたいのだ、何事も。